薬王堂気まぐれ通信使№779  2018-1-21
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

1月21日(日)、今年最初の広島自然観察会が矢野町にある絵下山で行われました。
麗しき女性二人と共に参加してきました。


右上〇Pより上登山道を登りました。確認出来た植物を列記しています。


絵下山には車で頂上まで行くことはありましたが登山目的で山道を歩くことはありませんでした。
熊野別れまで車で登坂し〇のある駐車場に停車して登山開始です。
参加者は30人くらいおられたでしょうか!
私が植物のことを教わった越智謐武先生は1995年ころ、こう言われたことがあります。
「絵下山には昔シャクナゲがあったんだけど盗掘によって無くなった!」と・・
越智先生がこの山でシャクナゲを確認されたと聞きますから戦前のことかもしれません。
指導者の後をゆっくりと歩いて登りました。


絵下山登山道より見渡す松林・かつてはマツタケが多く生えていたと言います。


冬の事、葉と樹肌を見ながら確認出来た植物を記録してみました。
画像がある植物を載せてみましょう。

アカガシ
ガンピ() (樹肌)
ハンノキ
イワガラミ
コウヤコケシノブ
クマザサ(正確な名前は分かりません)
クロモジ
クズ
ネズミモチ
リンボク
シロダモ
キミノタマミズキ
テイカカズラ
ツクバネガシ
ツルリンドウ
ツルグミ ()
ツルウメモドキ
ウラジロガシ
ウラジロノキ
ヤブコウジ
ヤマグルマ


ヤマグルマ・ヤマグルマは仮道管をもつ原始的な樹木とされます。


・・・・
・・・
・・
約2時間後、頂上の駐車場に到着します。
ここからは瀬戸内海が一望されますが今日は大陸から寒波が押し寄せていて北は雪雲が見られます。
昼食の後に指導員から途中で拾った葉や実が何であったかを検証してもらいます
瀬戸の島々には霞がかかり似島~江田島の一部が何とか確認できました。


霞む瀬戸の島々


帰りは車道をゆっくりと下ります。
谷筋にタマミズキの樹がありました。


タマミズキ


珍しいキミノタマミズキも近くにあります。
落ちた実を拾い上げてみましたが、こんなにたくさんの実がありながら自生し成長出来る樹株は珍しいようです。
今日はいい一日でした。
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